大阪府阿倍野区で秋田県の関係人口拡大を目的とした「おむすびと」イベントが、開催されました。
イベントは8月25~26日の2日間でスタッフ含め34名が参加しました。その様子を紹介します。
〇おむすびとのきっかけは、関西の関係人口とのご縁でした。
令和元年度の関係人口事業で秋田県を訪れ、羽後町で協力してイベントを行った関西の関係人口と
受入先のみらいの学校が、次回は大阪で羽後町の食と芸能をテーマにしたイベントを実施したいと
約束したことが始まりでした。翌年以降新型コロナで延期が続いていましたが、今年度ようやく
開催することになりました。
〇秋田県羽後町に興味をもって、関係人口になるきっかけを作りたい。
羽後町の食(おむすび)と芸能の素晴らしさを関西の方に是非知っていただき、
お互いに関係を結ぶきっかけとして、関係人口になってもらいたいとイベントを
「おむすびと」と名づけました。「食」はNHKドラマのロケ地にもなった人気の
「古民家カフェ&農家民宿阿専」が出張提供するカフェメニューに加え、参加者
みんなで羽後町産あきたこまちのおむすびを作り、交流を深めました。
調理に用いる野菜として羽後町特産の「ブラックきゅうり」「ひばり野おくら」
「桃太郎トマト」「そば」の特徴を説明しました。参加者は調理方法など熱心に質問し、
収穫体験してみたいとの声がありました。さらに、参加者によるおむすびづくりはとても
好評で、会場の外から様子を眺めていた親子が「楽しそう」「おいしそう」と飛び入り参加
するなど、盛りあがりました。また「芸能」は、「西馬音内盆踊り」の篠笛の実演と体験を
してもらいました。盆踊りにかかせない笛の演奏は、初めての方もいましたが、盆踊り保存会
の方が楽しく丁寧に吹き方を伝えることで、すぐ吹けるようになっていました。
西馬音内盆踊りを参加者は知っている方は多いですが見たり、演奏を聞いたりしたことはなく、
羽後町に興味をもつ良いきっかけとなりました。
〇大阪の方にPRできるよい環境でした。
主催するみらいの学校では、大阪の関係人口の方に推薦を受け厨房を利用できる
「シェアキッチン&スペースbotan」を会場としました。また、参加しやすいよう大阪駅より
20分の地下鉄昭和町駅に近いこともポイントでした。
文の里商店街にある会場は、直近で島根県や北海道羅臼町の移住イベントが開かれるなど人気で、
地域の方も気軽に飛び入りで参加するなど親しまれる立地でした。
〇参加者の感想
主催者みらいの学校 佐藤 正和氏
「イベントは、4年前に羽後町を訪れた方の協力が不可欠でした。会場の選定も協力してもらい、
非常に助かりました。今後も関係人口の縁を大切にし、オンライン交流・現地交流を続けていきたいです。
特に関西圏は羽後町から遠く実際の訪問は難しいかもしれませんが、イベント紹介・スタッフ募集など
できる範囲で関係人口に関わってもらいたいと考えています。」
関西の関係人口
「4年ぶりに羽後町の方と再会して素直にうれしかったです。関西では、羽後町の情報は少ないので、
こんなイベントが開催される時には、積極的に協力していきたいです。コロナで参加者が少なくなってしまい
残念ですが、飛び込みの参加者もいて、関西へのPR効果もあったと思います。また「あきたの物語」もメルマガ
で知りました。今後の記事を楽しみにしています。」
参加者
「SNS(いざたんのXリポスト)を見て、東北の食と文化に興味があるので参加しました。素敵なカフェや、
地域の特産品など、様々な発見があり良かったです。今後は秋田県羽後町に注目して、ぜひ行ってみたいです。」
県では、参加者からいただいた声を大事にしながら今後も関係人口の拡大に務めます。
会場となった「シェアキッチン&スペースbotan」は、オープンな雰囲気で飛び入り参加もありました。
おむすびづくりの指導です。参加者は「究極のおにぎり機」に興味深々でした。
作ったおむすびは、ふんわりとして、とてもおいしかったと評判です。
お店でのおむすびづくりは屋外でも目立ったようです。とおりがかりの親子がおむすびを食べたいと飛び入り参加しました。
西馬音内盆踊りの篠笛体験は、最初は音がなかなか出ず苦戦していましたが、盆踊り保存会の講師役が、
冗談を交えながら一音づつ吹き示していると、初心者も盆踊りの冒頭フレーズを吹くことができました。
この記事に関するお問い合わせ
- 秋田県 あきた未来創造部 地域づくり推進課 調整・地域活性化班
- 〒010-8570 秋田県 秋田市 山王4丁目1-1
- Tel:018-860-1237 Fax:018-860-3875