秋田県が一昨年から開催している交流イベント「関係人口会議」。1年目は羽後町、にかほ市、五城目町で、2年目は男鹿市と三種町で取り組みました。そして、3年目の今年は、仙北市、八郎潟町、能代市、大館市、小坂町の5地域の受入団体がテーマをもって関係人口づくりを始めます。5地域のユニークなテーマをまとめてご紹介しましょう。


○仙北市の「秋田の教育と自然を体験する家族留学」
 農家民宿に滞在しつつ「秋田の教育」を体験する教育留学を軸にしています。

○八郎潟町の地域活性化イベント「一夜市」
 お笑い、音楽ライブ、ダンスなど普段体験できない一夜限りのステージイベント“一夜市”を運営する八郎潟町の若者団体プロジェクト8と活動します。

○能代市の「元気ムラの里山暮らし応援団」
 能代市の梅内地区で山菜や薪などの販売に取り組むGB(じっちゃんばっちゃん)ビジネスで活躍するグループと活動します。

○大館市の「廃校を活用した地域活性化」
 大館市の大葛(おおくぞ)地区にある廃校を拠点に都内の大学と連携してまちづくりに取り組む建築家とともにイベントづくりに取り組みます。

○小坂町の「ワインツーリズム」
 小坂町の七滝ワイナリーやホテルを経営する小坂町のまちづくり会社と、十和田湖など周辺地域を巻き込んでのワインツーリズムの展開に取り組みます。

関係人口の専門家4名によるサポートミーティング

 初めて関係人口創出に取り組む5団体を支援するために、強力なサポーターがアドバイザーに着任しました。NPO法人ふるさと回帰支援センターの稲垣文彦氏、NPO法人かづのclassyの松村託磨氏、NPO法人みらいの学校の佐藤正和氏、のんびり合同会社の矢吹史子氏の4名。5月31日にオンラインにて5団体それぞれの関係人口づくりに向けた取組へ、4人の専門家からアドバイスをいただきました。

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「地域をオープンマインドにするのが関係人口」

 関係人口に正解はなく、地域それぞれの関わり方があります。また、「秋田の関係人口」、「地域の関係人口」は、「私とあなた」の1人1人のつながりから始まります。
 各アドバイザーからは、地域の人たちとの関わり方に課題を感じている団体に対して、「楽しそうにしていると、地域の人たちも関わりたくなってくる。受入団体のみなさんが楽しくしていれば大丈夫!」「地域が関わるまでには段階がある。初めは中核となる仲間と取り組んで、段々と地域とつながりができてくる。ゆっくり長い目線で取り組みましょう!」など、温かいコメントをいただきました。
 また、稲垣さんからは関係人口のコツとして「ずっと取り組みつづけること」「今まで地域にあった活動の延長で取り組むこと」「関係人口はあくまでも手段であり、活動の目的をしっかりと持つこと」など、10年以上の取組から得た知見を紹介してくださいました。
関係人口に取り組むことで、地域にどんな変化があるのか?新潟での取り組みを通して、“閉鎖的”で“保守的”で“依存的”で“諦め”ていた地域が、「オープンマインド」に変わっていったそうです。秋田では、関係人口を通して地域がどのように変化していくのか、とても楽しみです。

関係人口会議2021オンライン交流会参加者募集開始間近!

 間もなくこのイベントへの参加者募集を開始し、その後各地域を紹介する動画などを随時アップしていきます。
 これまでも秋田に関心を寄せていただいた皆さんに、イベントの日程をお知らせします。今後の情報をお楽しみに!
◆関係人口会議2021概要◆
○日時:令和3年7月3日(土)午後3時~午後5時
○募集人員:30名
○募集開始:6月上旬頃

関わる場所 秋田県 能代市 大館市 仙北市 小坂町 八郎潟町
関わり方 交流する・参加する

この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部 地域づくり推進課 調整・地域活性化班
  • 〒010-8570 秋田県 秋田市 山王4丁目1-1
  • Tel:018-860-1237 Fax:018-860-3875

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