能代市梅内地域のファンづくり

秋田県北部に位置する能代市梅内地域は、約170世帯約400人が住んでおり、地元に愛されている梅内神社や梅内冷泉のほか、高齢者がビジネスとして山菜の出荷に取り組むなど、食と文化の豊かなエリアです。
また、地域団体が活動する「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」では、市と協定を結び約1,900haの森林を管理しながら、間伐材をチップ材や薪として販売したり、新たな商品開発などに積極的に取り組んでいます。
そんな梅内地域では今年度、関係人口の創出に取り組んでおり、今回は関東・関西などから6組の参加者が、杉を加工した小物掛け「掛け杉くん」や郷土料理「だまこ鍋」を画面越しに一緒に作り、食べながら語り合うオンライン交流会を開催しました!

 [439KB]

梅内地域の魅力!

まずは梅内聚楽の安井区長さんが地域のおすすめポイントを紹介。
一つは2回楽しめる紅葉。1回目は誰もが知る通常の紅葉の景色ですが、2回目は落葉して地面に積もった紅葉。一面が真っ赤な絨毯となり「国会議事堂のカーペットが天然で出来る」そうです(笑)。もう一つは山林に囲まれた梅内地区ならではの山の幸。原木栽培のなめこや椎茸は、特産品として「道の駅ふたつい」の直売所でも販売されているそうです。
自然豊かな梅内集落ですが、大館能代空港までは車で20分ほど、羽田空港までは2時間ほどで到着する利便性もおすすめだそうです!

おしゃれ? かわいい? 「掛け杉くん」

「掛け杉くん」とは、杉の間伐材から誕生した加工品で、主に30cm〜3mほどの間伐材で作られ、全て手作りというのが特長です。今回は参加者の皆さんに事前にお送りした「掛け杉くん製作キット」を使い、「掛け杉くん」生みの親である佐藤さんが作り方をレクチャーしてくれました。

 [522KB]

 [418KB]まずは30cmほどの杉の先端部分の皮をはぎ、削っていきます。杉を予め水で濡らしておくのがコツで、皮をはぎやすくなるそうです。
カッターナイフで削りながら形を整え、やすりで磨けばオリジナルの「掛け杉くん」が完成!卓上や玄関に置いて鍵や小物掛けに最適なアイテムになりました。
「掛け杉くん」は、放置されていた大量の間伐材で何かできないかと佐藤さんが考えたアイデア。毎日ゆっくり晩酌を飲みながら少しずつ削って磨くことで、愛着が湧くそうです!
 [392KB]

だまこ鍋を囲んでオンライン交流会!

手を動かした後は待ちに待った「だまこ鍋」を一緒に作り、食べながらの交流会!
梅内山菜倶楽部の藤田さんが「だまこ鍋」の作り方を実演してくれました。
 [615KB]すり鉢で温かいお米を潰し、丸めて作るだまこもち。
潰し方にはコツがあるそうで、その名も「はんごろし」。。。。すり棒にお米が付くくらいまで潰し、お米粒の食感が残るくらいが「上手なはんごろし」だそうです。
地鶏で出汁をとったスープにキノコやネギを加え、煮立ったら最後にセリを載せて完成!セリはシャキシャキの食感を残すため直前に投入する方がオススメだそう。
 [453KB]参加された皆さんには予め材料をお送りしており、それぞれが自宅で「だまこ鍋」を作り、オンラインで鍋を囲みながら交流し、家族で参加されている方からは様々な質問も飛び出しました。
Q「だまこは誰が考えたの?」
A「熊などの狩猟で生活するマタギの人々が山中で長期滞在する際の保存食として、かつてはごはんを一口サイズに丸めて持ち歩いたと言う説もあります。今は各家庭で食べられていますが、昔はお祝いの席などに出される料理で、鍋を囲みお酒を飲みながら語らい、楽しい空間の真ん中にはいつも「だまこ鍋」がありましたね』
秋田県内でも特に県の北部に根付いているソウルフードとも言える「だまこ鍋」。参加者と梅内地域の皆さんが楽しく食べている様子が印象的でした。

 [392KB]

まとめ

今回はオンラインでの交流でしたが、「掛け杉くん」と「だまこ鍋」が参加者と梅内地域との距離をグッと縮めてくれました。そして、昔の梅内地域の様子などを話題に次々と会話が進み、たくさんの笑顔に包まれた交流会となりました。
参加された方からのアンケートでは、全員が「今後も交流を続けたい」と答えられ、「普段の生活の様子をもっと知りたい!」「実際に梅内地域を訪れたい!」との感想もいただきました。
このご縁を大切にこれからも永く交流を続け、お互いの関わりを深めていきたいですね。

 [575KB]

関わる場所 能代市
関わり方 交流する・参加する

この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部 地域づくり推進課 調整・地域活性化班
  • 〒010-8570 秋田県 秋田市 山王4丁目1-1
  • Tel:018-860-1237 Fax:018-860-3875

ページ上部へ戻る